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【FE名古屋】第22節vs山形ワイヴァンズ プレビュー

3/11(土)・12(日)のB2第22節、Fイーグルス名古屋は山形ワイヴァンズとホームで対戦します。
今回、先週の山形vs香川の試合を観ながら山形の特徴を書いていこうと思ったのですが、下書きが途中で消えてしまったので、簡単にまとめます。

【対戦相手】
パスラボ山形ワイヴァンズ
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現在の成績:B2東地区3位 23勝19敗

オフェンス
・#10フリソン選手や#2ハミルトン選手のポストにボールを入れてからスタートすることが多い。ただし、ポストでの1on1よりも、周りの選手のカットに合わせる形で攻めてくる。ポストにパスを入れた選手がそのままハンドオフでレイアップを狙ったり、逆サイドのスクリーンでシューターをフリーにしたり。
・最初は#32小島選手や#50伊澤選手といった日本人選手の高さがストロングポイントのように感じたが、#0山本選手や#1村上選手のドライブからの得点やアシストも強力。
・#15ターバー選手はアウトサイド寄りの選手だが、#10フリソン選手と#2ハミルトン選手はほとんど3Pを打たないタイプのインサイドプレーヤー。FE名古屋の#21アラビ選手としてはやりやすいかもしれない。
・ディフェンスからの速攻では、スピードにのっていればオーバーナンバー(ディフェンスの人数の方が多い状況)でも果敢に突っ込んでくる。ディフェンスとしては、余計なファウルに気をつけたい。
・ゾーンに対するオフェンスでは、速いパス回しからミドル〜アウトサイドのシュートにつなげることが多い。
・オールコートでプレッシャーをかけられたときのボール運びに不安あり。特に第1戦では、安易にドリブルをしてダブルチームで囲まれる場面が多かった。第2戦は徹底してパスで運んでいたが、たまにパスミスも。

ディフェンス
・第1戦では、香川の#11タプスコット選手を#50伊澤選手がマークする場面があった。アウトサイド寄りの#11タプスコット選手を抑えるためか、#10フリソン選手をヘルプディフェンスとして活用するためか。ただ、#11タプスコット選手のインサイドプレーにやられ、あまり上手くいっていなかった印象。FE名古屋戦では、#21アラビ選手に日本人選手をマッチアップさせることはないだろうが、#25カーニー選手が出場している時間帯には可能性があるかも。
・ハーフコートのマンツーマンディフェンスはかなりの完成度。ダブルチームのタイミングやヘルプのローテーションも悪くない。あえて気になったところをあげるとすれば、外国籍選手が絡んだときのピック&ロールの守り方で、ダブルチームにいくのか、スイッチするのか、スライドするのか、周りと息が合っていない場面があった。
・ゾーンディフェンスは、2-1-2寄りの2-3。前の2人が3Pラインまでプレッシャーに出ていく分、下の3人のうち真ん中の選手がハイポストをケアする。ただ、それによってゴール下のスペースが空くことも多い。香川は、常にハイポストに1人立たせて、ハイロープレーや、下のサイドの選手がカバーに来たところをコーナー3Pで攻めるなどしてアドバンテージを取っていた。
・オールコートのマンツーマンを仕掛ける場面もあった。積極的にダブルチームにいくわけではなく、あくまでもハーフコートのディフェンスありきで、隙があればプレッシャーをかける程度。丁寧に運べば大丈夫だと思うが、焦って運ぼうとすると、山形のプレッシャーにハマってボールを奪われてしまうかも。

以上、あくまでも香川との対戦を見ただけの感想なので、普段のプレーやFE名古屋戦でのプレーと違う部分も多いと思いますが、自分の印象としてはこのような感じでした。
山形としては、プレーオフ進出を目指すにはもう負けられないと思います。ただ、FE名古屋にしても、この先の自地区内の対戦に向けて弾みをつけたいところです。
他地区との交流戦最後の試合、連勝で飾りましょう!

頑張れ!Fイーグルス名古屋!!
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【FE名古屋】第20節vs香川ファイブアローズ

第20節、Fイーグルス名古屋はホームで香川ファイブアローズと対戦しました。

第1戦:90-81
第2戦:101-86

#6大塚選手、#32武藤選手を欠き、#25カーニー選手も出場がない中で、各選手が持ち味を見せ、中地区1位の実力を見せつけました。第2戦は、今季初の100点ゲーム!この勢いを持続して、シーズン後半も頑張りましょう!
以下、今節の各選手への感想をまとめます。

#5 伊藤大 選手
長い手を活かしたディフェンスとリバウンドでチームに貢献しました。ただ、オフェンスでは消えている時間が長く、2試合ともに無得点に終わっています。チーム全体で連動したオフェンスができ始めているため、伊藤選手としてもオフェンス面での役割を見つけたいところです。

#6 大塚勇人 選手
ケガの影響でベンチ外。ただ、もう松葉杖は外れて、自分で歩けるようになっていました。試合中には、杉本選手や福澤選手に声をかける場面もありました。大塚選手が離脱しているこの期間に他のガードが成長できれば、復帰したときにより層が厚くなりますね。

#7 古閑雅美 選手
前節の茨城ロボッツ戦の終盤に活躍を見せたこともあってか、今節は長めにプレータイムを得ることができました。3Pが得意な古閑選手が出ることで、ディフェンスが広がり、インサイドプレーヤーもやり易さを感じる場面もあったのではないでしょうか。第2戦では、101点目となる3Pも決めていました。

#10 杉本慶 選手
大塚選手を欠く中、PGとしてチームを引っ張りました。第1戦では香川のプラスに捕まりターンオーバーの数が多くなってしまいましたが、第2戦ではターンオーバーも減らして10アシスト10リバウンドのダブルダブル。杉本選手がボールを持つと、チーム全体の縦への意識が強くなり、アップテンポなバスケを展開できます。大塚選手とはまた違ったタイプのPGとして成長してもらいたいところです。

#11 神津祥平 選手
体格を生かしたポストプレー、ドライブインは健在。キャプテンとして、周りに声をかけてチームをまとめようとする姿も見られました。ハーフコートオフェンスで起点になることができるため、チームがアップテンポなバスケをするようになる中で、アクセントとしてうまく機能していたように思います。

#15 シェリフ・ソウ 選手
前節、今節と長めのプレータイムを得て、攻守に走り回っていました。走れるビッグマンとして、他の外国籍選手2人とはまた違った武器をチームにもたらしてくれます。第1戦では、2度のアリウープも決めてくれました。ディフェンスでは、大学時代のクセなのか安易に跳んで上でブロックしようとして、ファウルを吹かれる場面も。他チームの力強い外国籍ビッグマンと渡り合っていく上では、改善が必要な部分だと思います。

#16 坂本健 選手
ここのところ、積極性が増してきているように感じます。相手の外国籍選手とマッチアップする時間帯もありましたが、1人では止められないまでも身体を張って難しいシュートを打たせることに成功していました。坂本選手が外国籍選手を守れるようになると、カーニー選手の起用法がグンと広がるので、頑張ってほしいですね。
また、今節は豪快なダンクも叩き込んでくれました。ダンクコンテストにも出場した選手ですが、華麗なダンクを決めるコンテストダンカーというよりは、どちらかというと試合中にダンクを叩き込むゲームタイムダンカーです。今後の活躍にも期待しましょう。

#18 小幡滋 選手
出場機会はありませんでした。体格を生かしたプレーでチームに貢献したいところですが、よりアップテンポなバスケに舵を切ったチームの中で、まずは自身の役割を見つけることが求められます。

#20 河相智志 選手
スタートで出場していた序盤とは違い、ここのところは短い出場時間の中でチームに貢献する役割を求められています。最初は戸惑う部分もあったでしょうが、そこはさすがベテラン。特に今節の第1戦では、香川のプレスディフェンスに苦しむ時間帯に貴重なシュートを決めてくれました。

#21 ソロモン・アラビ 選手
今節、大活躍!特に第2戦は45得点21リバウンドと、一時期のシュートスランプが嘘のように、高確率でシュートを決め続けてくれました。試合を観ていると、アラビ選手にボールが入っても周りの選手が足を止めずに連動して動き、また、アラビ選手も周りの選手をうまく使いながら攻めている印象でした。チームとして強くなることができているようで、いい傾向だと思います。

#22 福澤晃平 選手
両日ともに3P成功率は60%overで、カーニー選手がいないアウトサイドで得点を重ねてくれました。on1の時間帯はチームの得点源として、on2の時間帯はアラビ選手やソウ選手のために相手ディフェンスを広げるシューターとして活躍できると、チームがうまく回ります。カーニー選手が出場するようになっても、今節のような積極性を失わずにプレーしてほしいです。

#25 ロドニー・カーニー 選手
出場機会はありませんでした。ただ、試合前やハーフタイムには他の選手のシュート練習のボール拾いをしたり、試合中には他の選手と談笑するなど、雰囲気は悪くないように感じました。今節、カーニー選手抜きでも十分に戦えることが証明できただけに、ここにどう組み込んでいくのか。カーニー選手が、個人技だけでなく真にチームの一員としてプレーできるようになれば、B2で優勝を狙えるチームになることは間違いないと思います。これからの起用法に注目ですね。

#32 武藤修平 選手
出場機会はありませんでした。会場にも姿を見せず。体調不良でしょうか?茨城戦では活躍していただけに、残念です。

#39 成田正弘 選手
だんだんとチームに馴染んできて、持ち味を出すことができるようになってきました。第2戦は審判の笛にアジャストすることができず、早々にファウルアウトとなってしまいましたが、そのスピードと3Pは本物であることを証明してくれたと思います。これからのシーズン終盤では、前半戦にはなかったXファクターとしてチームを一段階上に引き上げてくれることに期待しましょう。

さて、これでFE名古屋の成績は30勝10敗となりました。
徐々にFE名古屋の強さが戻ってきた印象です。このままの勢いで、B2優勝、B1昇格目指して羽ばたいていきましょう!

以下、香川戦の写真です。ほぼFEgirlsです。
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会場内で遊ぶリードくんも。
DJ034さんのドレッドで遊ぶリードくん。
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FEgirlsがポンポンで作る文字の解説をするリードくん。
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アップでのダンクを連続写真で。
まずは坂本選手。
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こちらはソウ選手。
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試合中にベンチで開催されていた、大塚塾。杉本選手や福澤選手にアドバイスをしていました。
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今シーズン初の100点ゲームを達成させた、古閑選手の3P。
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次の試合は、3/4(土)・5(日)の福島ファイヤーボンズ戦(アウェイ)。
そして、次のホーム戦は3/11(土)・12(日)の山形ワイヴァンズ戦@千種SCです。
他地区との交流戦もいよいよ大詰め!連勝して、いい形で中地区内の終盤戦に備えましょう!

頑張れ!Fイーグルス名古屋!

【FE名古屋】第18節vs青森ワッツ

第18節、Fイーグルス名古屋はホームで青森ワッツと対戦しました。

久しぶりのホームで連勝といきたいFE名古屋でしたが、結果は第1戦85-75、第2戦82-93で1勝1敗。

第1戦、立ち上がりは青森の#33カイル・バローン選手を止められずインサイドで得点を重ねられます。圧倒的な高さを誇るFE名古屋の#21ソロモン・アラビ選手ですが、細かいステップワークでは遅れてしまい、ファウルしてしまう場面が見られます。
第2Q、FE名古屋は、#25ロドニー・カーニー選手や#39成田正弘選手が積極的に3Pを放ちますが、思うように決まらず、なかなか得点が伸びません。
また、第2Qには、アラビ選手に代わって出場した#15シェリフ・ソウ選手が、開始30秒で相手と交錯して頰のあたりを負傷するアクシデントもありました。腫れがひどく、その後の出場はありませんでした。
しかしながら、前半は青森もアウトサイドのシュートが不調で、大事にはいたりません。FE名古屋の1点ビハインドで前半を終了し、後半に入ります。
第3Q、#10杉本慶選手の連続3Pでいきなり青森を突き放すと、#6大塚勇人選手、#22福澤晃平選手のスティールなどで流れを掴みます。
しかし、残り4分を過ぎたあたりでまたもFE名古屋にアクシデント。いい流れを生み出す中心となっていた大塚選手が足を痛め、そのままロッカールームに下がってしまいました。かなり痛そうな表情で支えなしに立ち上がることもできない様子で、とても心配です。
その後、第4Qにはカーニー選手が3連続3Pを決め、最大24点差として試合を決定付けます。終盤、青森はファウルゲームから高確率で3Pを決めて必死に追いすがりますが、第3Qから第4Qの序盤に付けた点差を埋めるには至らず、そのままFE名古屋の勝利となりました。

前半は流れを掴めなかったFE名古屋でしたが、後半はうまく修正してきた印象です。しかしながら、その過程で2人も負傷者を出してしまいました。特に大塚選手は、流れを変えたい場面で何度もいいプレーを見せていただけに、本当に痛い負傷退場となりました。

そして第2戦、FE名古屋は、#11神津祥平選手を中心に序盤から大量リードを奪いますが、第1Qの終盤に青森に流れを引き戻されると、第2Qにはすぐに逆転されてしまいます。こういった場面でいつもチームを鼓舞し、流れを引き戻すプレーを見せてくれた大塚選手がこの日は不在。青森の勢いを止められないまま、前半を終了します。
後半に入っても、試合展開は大きく変わらず。少しずつ得点を奪えるようになるFE名古屋ですが、青森のオフェンスを止められず徐々に離されてしまいます。結局、後半はこれといった見せ場もないまま終了し、敗戦となってしまいました。

鹿児島との第2戦からスターティングメンバーを入れ替えてきたFE名古屋。自分の見る限りでは、プレッシャー強めのディフェンスと早い展開のオフェンスから入り、流れが悪いところで大塚選手と神津選手を投入して少しテンポを落として、ハーフコートオフェンスで勝負するという起用方法だと思います。
それが、この第2戦では、試合の入りは良かったものの、流れが悪くなったところで大塚選手不在が響き、試合の雰囲気を変えられないままズルズルいってしまった印象でした。
FE名古屋のガード陣は、新加入の成田選手含めB2屈指の選手層だとは思いますが、タイプが偏っているのが気になるところです。杉本選手、福澤選手、成田選手のようにスピードのある選手は豊富ですが、大塚選手のようにゲームを落ち着けることができる選手が足りていません。シーズン序盤は、カーニー選手の負傷離脱で代わって入ったラマー・サンダース選手もその役割を担っていましたが、現在はフォワード陣にもそのようなタイプの選手はいません。この苦境をどう乗り切るのか、コーチ陣の手腕を見せてほしいところです。

他に気になったのは、FE名古屋がオフェンスでプレーコールをすると、すぐさま青森の選手たちがそのコールを伝えあっていたこと。ほとんど全てのセットプレーが研究され尽くしていたように感じました。そして、セットプレーを止められると、外でボールを回して難しいシュートを打つか、外国籍選手の1on1に頼るしかないといった場面が何度もありました。この辺りも、まだまだチーム全体で改善していかなければならない部分ですね。






さて、これでFE名古屋の成績は26勝10敗となりました。
土日両方を白星で揃えるのは難しいですね。ですが、B2優勝、B1昇格を目指すには越えなければならないハードルです。チーム一丸となって乗り越えていきましょう!

以下、青森戦の写真です。試合中は応援に集中していたので、チアさんしか撮っていません。笑

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次の試合は、2/18(土)・19(日)の茨城ロボッツ戦(アウェイ)です。#20河相選手が以前に所属していたチームでもあります。何としても連勝して、中地区首位をキープしましょう!

頑張れ!Fイーグルス名古屋!

【FE名古屋】第18節vs青森ワッツ プレビュー

2/11(土)・12(日)のB2第18節、Fイーグルス名古屋は青森ワッツとホームで対戦します。
2週連続のアウェイで1勝3敗と苦戦したFE名古屋。ホームで連勝し、勢いに乗りましょう!

それでは、対戦相手の青森ワッツの情報を整理しておきましょう。

【対戦相手】
青森ワッツ
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現在の成績:B2東地区4位 15勝19敗
ほとんど全ての項目でB2の平均前後に位置する中、1試合平均のディフェンスリバウンドはB2最多で、相手にセカンドチャンスを与えないことが徹底されている印象。弱点はフリースローで、B2では最も被ファウル数が多いチームながら、成功率は18チーム中17位の62.3%。ここが改善されないようであれば、FE名古屋としては多少思い切ったディフェンスを仕掛けるのも作戦の1つかもしれない。

注目選手①:#0 會田圭佑 選手
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2017年になって加入した特別指定選手ながら、ここまで6試合で平均25分を超える出場時間を得て、6.5得点、4.2リバウンド、3.5アシストの活躍。同じ特別指定選手の#9野里惇貴選手とともに、主力としてチームを引っ張っている。
加入してすぐはアシストでチームに貢献していたが、前節の奈良との第2戦では15点を上げ、得点でも貢献できる面を見せた。同じく特別指定選手でFE名古屋に加入した#39成田正弘選手とのマッチアップにも注目したい。

注目選手②:#33 カイル・バローン 選手
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チームのスコアリングリーダー兼リバウンドリーダー。栃木時代は65%を超えるシュート成功率でチームに貢献していたが、B2ではマークが集中することもあってか、シュート成功率は下降している。ただ、それでも、51.7%と十分高い数字であり、安定して15点前後を記録する。
ときおり3Pも放つが、成功率はさほど高くない(26%)。FE名古屋としては、まずは彼をどう抑えるかというところからチームディフェンスの組み立てが始まる。特に#21アラビ選手を休ませる時間帯にどう守るのかが鍵となる。


【見どころ】
1.選手の起用方法
前節の鹿児島戦では、第1戦と第2戦でスターティングメンバーを大きく入れ替えたFE名古屋。今節はどのようなメンバーでスタートを迎えるか。PGには、自身でボールをコントロールしてラストパスを配給するタイプの#6大塚選手と、球離れがよく、スピード感のあるプレーで貢献する#10杉本選手のどちらかが起用されることが予想されるが、その周りをどのようなメンバーで固めてくるか。
また、ベンチメンバーの起用方法にも注目。特に、個人的には#15ソウ選手に期待。外国籍選手としては線が細くインサイドで相手の外国籍選手に力負けするシーンが見られるが、その身体能力は本物で、トランジションのオフェンスでは速攻の先頭を走ってアリウープを決めることもできる。#21アラビ選手、#25カーニー選手の何れとも異なるタイプだけに、その起用法に注目。

2.アウトサイドに対するディフェンス
ここのところ、外のシュートから相手に流れを掴まれる展開が多いように感じる。前節の鹿児島戦では、#21アラビ選手が3Pラインまで出てプレッシャーをかけ、その後すぐにリバウンドに戻る動きを繰り返していたが、3Pラインでフリーになっている選手へのプレッシャーをチーム全体で徹底したいところ。
また、#25カーニー選手をon1で起用する時間帯にはゾーンディフェンスも採用しているが、これまでのところあまり効果的とはいえず、むしろ相手に気持ちよくシュートを打たれてしまっているところが気になる。どこを重点的に守るのか、どこでプレッシャーをかけてミスを誘うのか、という点をもっと詰めて、相手が嫌がるディフェンスを仕掛けたい。

久しぶりのホームで連勝といきましょう!
頑張れ!Fイーグルス名古屋!!
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【FE名古屋】第17節vs鹿児島レブナイズ

第17節、Fイーグルス名古屋はアウェーで鹿児島レブナイズと対戦しました。

前節、広島相手に2敗を喫したFE名古屋としてはなんとしても連勝したいところでしたが、結果は1勝1敗。連敗ストップを目指してもがく鹿児島の勢いにのまれた形となりました。

第1戦、FE名古屋はいきなりオールコートでプレッシャーをかけ、鹿児島のミスを誘います。スティールからの速攻でイージーな得点を重ね、21-10の二桁リードで第1Qを終了。正直、この時点で力の差は見えたかな、と感じました。しかし、その気の緩みこそが結果的にこの日の敗因になったと思います。
第2Qに入ると、鹿児島が高い位置から積極的にダブルチームを仕掛けてきて、慌てたFE名古屋はターンオーバーを繰り返してしまいます。そのときに気になったのは、「まだ大丈夫だろう」という雰囲気がチームに透けて見えたこと。誰かのミスを責めてほしいというわけではありません。ただ、反省して次に生かすという姿勢があまり見られず、同じようなミスを繰り返しては鹿児島に点差を詰められ、結局同点にされて前半を終了します。
後半に入っても雰囲気は変わらず。むしろ、第2Qに少し引き締まりかけた雰囲気が、第3Qにリードしたことで再びゆるんでしまったように感じました。そして第4Qに逆転されてしまうと、その後ひっくり返すこともできずに敗戦となってしまいました。

1試合通して鹿児島の気迫は素晴らしかったと思います。中でも、大事な場面で何度もシュートを沈めた#39中園選手、1つ1つのプレーに手を抜かず、隙あらば全力でダンクにいって終始インサイドで脅威となった#14チュウ選手の活躍が目立ちました。
ただ、それでも勝てない相手ではなかったと思います。鹿児島の選手、スタッフ、ブースターの皆様には失礼かもしれませんが、この試合はあくまでもFE名古屋の自滅という印象を受けました。
広島戦と比べて、いいところがなかったわけではありません。例えば、#21アラビ選手は、今までよりも3Pへのプレッシャーを強めつつも、シュートチェックの後に急いでリバウンドに戻る姿が見られました。また、出だしのオールコートディフェンスも良かったと思います。
ただ、それ以上に悪いところが目立つ結果となってしまったのが残念でなりません。

そして迎えた第2戦、FE名古屋は、スターティングメンバーを大きく入れ替えてきました。#6大塚選手、#11神津選手、#20河相選手に替えて、#5伊藤選手、#10杉本選手、#16坂本選手を起用。#21アラビ選手と#22福澤選手は第1戦に続いてのスタートになりました。
いくらアウェイとはいえ、B2最下位と苦しんでいる鹿児島に連敗は許されないFE名古屋。序盤から杉本選手、福澤選手が仕掛けます。ここのところタフショットが多かったアラビ選手も、この日は周りにボールを預け、味方のミスショットを拾ってねじ込むグッドプレーを見せます。
鹿児島も、前日の勝利で掴んだ流れを渡すまいと3P、フリースローなどで得点しますが、FE名古屋のオフェンスを止めることができず、少しずつ点差が離れます。
その後もFE名古屋は昨日の反省を生かし、各選手が積極的にゴールを狙います。我慢してついていきたい鹿児島でしたが、単純なパスミスをいくつか犯してしまい、差は開く一方。第3Qには、坂本選手が鹿児島のチュウ選手の上からダンクを叩き込むビッグプレーを見せ、勢いそのままFE名古屋の勝利となりました。

第2戦、FE名古屋は二桁得点の選手がなんと6人。特定の選手に頼るのではなく、全員で攻めた結果と言えるでしょう。また、前日の試合からターンオーバーを半分以下に減らしたのも素晴らしかったです。特に杉本選手は、カーニー選手など相手が誰であれ、ターンオーバーをした直後には声をかけて互いに修正していたように見えました。個人的に、バスケにおいてはコミュニケーションが一番大事であると思っているので、このような変化は嬉しいです。
この試合では、スタートで起用された選手はもちろん、ベンチスタートとなった選手たちも、いつになく積極的なプレーを見せてくれたと思います。#39成田選手も加入したことですし、チーム内でいい競争が生まれることを願います。また、コーチ陣にも、その競争を正当に評価することが求められますね。

さて、これでFE名古屋の成績は25勝9敗となりました。B2プレーオフ出場、そしてB2優勝、B1昇格に向けて負けられない戦いが続きます。
次節は久しぶりのホーム戦。2/11(土)・12(日)の青森ワッツ@枇杷島スポーツセンターです。

当日のタイムスケジュールはこちら↓↓
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当日のイベント情報はこちら↓↓
https://www.fightingeagles.jp/news/19111.html

チケット購入はこちら↓↓
https://www.fightingeagles.jp/lp_20170211/

ホームで連勝目指して頑張れ!
イーグルス名古屋!
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【FE名古屋】第17節vs鹿児島レブナイズ プレビュー

2/4(土)・5(日)のB2第17節、Fイーグルス名古屋は鹿児島レブナイズとアウェーで対戦します。

鹿児島レブナイズは、現在B2全体で最下位と苦戦していますが、交流戦に入ってからは福島、信州、東京Zと延長戦にもつれ込む試合を繰り広げています。
結果、いずれも延長戦の末に負けてしまっているので、勝ち切るためのチーム力が足りていないといえばそれまでですが、浮上のきっかけを探してもがいている段階であり、油断して試合に臨むと手痛いしっぺ返しをくらうことになりかねません。
B2優勝、B1昇格を目指すFE名古屋としては負けられない相手。言うまでもありませんが、気を引き締めて戦ってほしいと思います。

【対戦相手】
鹿児島レブナイズ
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現在の成績:B2西地区6位 3勝29敗

チーム成績、観客数ともに大苦戦。資金面でも苦戦しているようで、B1の渋谷に引き抜かれたポスチュマス選手(現:信州)の穴を埋める外国籍選手の獲得もままならない。ビラ配りなどのイベントに選手を積極的に参加させて知名度の向上を図っているが、チーム成績が付いてこない現状では、それよりも先にやるべきことがあるのでは。チームのために努力している選手、スタッフの努力を否定するわけではないが、個人的な印象としては、宙ぶらりんになっている首脳陣の人事、HCの進退を解決し、選手が試合に集中できる環境を提供することが先決だと思う。
肝心のバスケに関しては、チームとして目指すスタイルがなかなか見えてこない。オフェンシブレーティング(オフェンス100回あたりの得点)、ディフェンシブレーティング(ディフェンス100回あたりの失点)のいずれもB2最下位の現状だが、オフェンスの効率を上げて相手をねじ伏せる試合がしたいのか、ディフェンスの効率を上げて粘り強い試合がしたいのかが不透明。
一般的にオフェンス・ディフェンスの効率が低いチームが取る作戦としては、試合のペースを落とす、つまり1試合におけるオフェンスやディフェンスの回数を減らすことで接戦に持ち込む方法もあるが、鹿児島は特にペースが低いチームでもなく(18チーム中7位)、効率の差がそのまま試合結果に現れてしまっている印象。
自分たちの目指すスタイルを確立し、相手のペースに合わせてしまわないようにしなければ、今後も苦戦が続くことが予想される。

注目選手①:#14 チャクウィディベレ・マドゥアバム 選手(以下、チュウ選手)
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チームで唯一2m超のプレーヤー。ポスチュマス選手が退団してからプレイタイムが伸びており、ここ最近は毎試合のように30分以上出場している。しかしながら、サイラス・テイト選手の入団時(既に退団)には明らかにプレータイムが減らされており、HCからの信頼を得たというよりは、チュウ選手に頼るしかないチーム状況であるという印象。
プレースタイルは、アウトサイドからのシュートはほとんど打たずゴール下で身体を張るオールドタイプで、身体能力は申し分ない。FE名古屋戦では、自分よりも10cm高い#21アラビ選手を相手にどのようなプレーを見せてくるか。

注目選手②:#39 中園隆一郎 選手
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昨年までFE名古屋に所属していた選手。2/3で39歳になったベテランながら、鹿児島の日本人選手の中で平均得点はトップ。190cmの長身ながら過去にはNBDLで3P成功率トップになったこともあり、今季もここまで41.0%の高確率で3Pを沈めている。
ただ、チーム自体はむしろ中園選手の得点が少ない試合で勝利しており、中園選手に頼るような試合展開ではかえって苦戦している印象。外国籍選手含め、勝負どころで特定の選手に負担がかかるのは仕方がないが、それ以外の時間帯にはチームでボールをシェアしていきたいところ。逆にFE名古屋としては、広島戦では迷いが見られたディフェンスを改善し、中園選手に苦しいシュートを打たせるように仕向けたい。

【見どころ】
1.試合の入り方

現時点で成績に差があるFE名古屋と鹿児島だが、試合の序盤で鹿児島に勢い付かせてしまうと思わぬ黒星を付けられてしまうおそれもある。特に今シーズンのFE名古屋を見ていると、流れが悪い時間帯に我慢することができず、一気に引き離されたり、リードを溶かしてしまったりする場面が多く見られる。
受身に回ってしまうのではなく、第1Qで試合を決めてしまうつもりで臨み、鹿児島に付け入る隙を与えないような試合展開を見せてほしい。


2.#39成田正弘選手の加入

鹿児島戦を前にして、FE名古屋は2015年のインカレでベスト4に入った拓殖大の成田選手と特別指定選手契約を発表。174cmながら、圧倒的なスピードと強気な3Pで得点を稼ぐ攻撃的なGで、ユニバーシアード日本代表にも選ばれている選手。FE名古屋のホームである愛知県の蟹江小学校出身で、地元のブースターの期待も大きい。小学生時代にはFE名古屋のクリニックに参加したこともあるとか。
背番号に選んだ#39は、くしくも鹿児島の中園選手が昨年までFE名古屋で付けていた番号。入団後すぐに出場機会があるかはわからないが、そのオフェンス力に疑いはなく、この先FE名古屋の大事な戦力になるはず。成田選手の活躍はもちろん、同じガードポジションを争う他の選手たちの奮起にも期待したい。

前節、広島に連敗を喫したFE名古屋ですが、またここから勝ち星を積み重ねて、プレーオフでリベンジといきましょう!
頑張れ!Fイーグルス名古屋!!
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【FE名古屋】第16節vs広島ドラゴンフライズ

第16節、豊通ファイティングイーグルス名古屋はアウェーで広島ドラゴンフライズと対戦しました。

上位が拮抗している西地区で、熊本&島根と勝敗で並んでいる広島。熊本に2敗、島根に1勝1敗とされているFE名古屋としてはプレーオフを見据えて勝利しておきたい相手でしたが、結果は第1戦74-85、第2戦75-88で2連敗。正直に言って、点差以上の力の差を見せられた2試合でした。

セットオフェンスを抑えられ、全員の足が止まってしまう中で誰かの1on1に頼るしかないFE名古屋に対し、人もボールもよく動いて的を絞らせないオフェンスを展開した広島。打たされている感のあるFE名古屋と、自分たちのリズムで打っている広島とでは、シュートの成功率に差が出るのも当然かもしれません。
広島が大事な場面でしっかりフリーを作ってシュートを決めてくる一方、FE名古屋は苦しいシュートに追い込まれ、オフェンスリバウンドも奪えないという状況がよくありました。

ディフェンス面では、#21アラビ選手などインサイドの選手が、相手の3Pシューターへのヘルプを躊躇する場面が多く見られました。インサイドの選手が外に出ることでオフェンスリバウンドを取られるリスクと、シュートをフリーで打たれるリスクのどちらをとるか、難しい問題だと思います。
また、ピックアンドロールのディフェンスについても、スイッチなのかスライドなのか、ボールマンのディフェンスはファイトオーバーで守るのかアンダーで守るのか、意識が統一されていないように感じました。
5人全員が連動することが求められるバスケットボールにおいて1人が中途半端なプレーをしてしまうと、他の4人まで足が止まってしまいます。どのようなディフェンスシステムを目指すのかはわかりませんが、選手全員に約束事を浸透させ、迷いのないローテーションでディフェンスしてくれることを期待します。

2連敗という結果ですので悪い部分が目につくのは仕方ありませんが、もちろんいい部分もありました。

まず良かったのは、on1の時間帯に#25カーニー選手を起用したラインナップ。これまでにカーニー選手をon1で起用したときには、相手のインサイドの外国籍選手を守りきれず、ファウルがかさんでしまうという事態がよくありました。しかし、広島のようなボールも人もよく動いてフリーを作り出してくるチームに対しては、アラビ選手よりも機動性に優れたカーニー選手をon1で使うこともひとつの選択肢になると感じました。リバウンド面では改善の余地があると思いますが、今後も試してみる価値はあると思います。
また、オフェンスではその能力の高さを生かし、1on1から得点を量産。on2の時間帯ではマークマンを抜き去ってもゴール下にまた別の外国籍ビッグマンが待ち構えていることが多く、フックやフローターに逃げる場面がありましたが、スピードに乗ったカーニー選手を止められる日本人選手はB2レベルでは皆無に等しく、on1の時間帯にカーニー選手を止めるのは至難の技でしょう。
今後は、相手との相性を見極めた上で、on1の時間帯にカーニー選手を起用したラインナップも利用していってほしいです。

また、第2戦の後半に、#22福澤選手がベンチからコート内の選手に何度も声をかけていたのが印象的でした。今は、仲良しの#20河相選手とともにチームのムードメーカーのような存在である福澤選手ですが、これから先、チームを引っ張っていくリーダーシップにも期待したいです。特にPGは、他の選手とのコミュニケーションが求められるポジションであるので、今以上にチーム内でコミュニケーションを取り、より良いケミストリーを構築してほしいですね。

そして、試合の大部分で追いかける展開となったこの2試合では、追い込まれた時間帯に、何人かの選手が積極性を見せてくれたのもよかったです。特に#22福澤選手は、シーズン前半にカーニー選手が欠場していた頃の積極的なプレーを見せてくれたような気がしました。
昨年までのNBDLで無類の強さを誇り、中地区でも首位を走るFE名古屋は、勝利への意欲という部分で欠けている部分があったような気がします。その点、広島はFE名古屋よりも1つのリバウンド、1つのディフェンスに一生懸命でした。そこに気付かせてくれたことが、この広島戦の一番の収穫かもしれません。


さて、これでFE名古屋の成績は24勝8敗となりました。
今回の連敗は残念でしたが、またここから勝利を積み重ねていくしかありません。拓殖大の成田選手の加入という嬉しいニュースもあったことですし、今一度チーム全員の意識を統一して、上を目指してほしいと思います。

以下、広島戦の写真(日曜のみ)です。

応援に熱が入り、ほとんどフライガールズしか撮っていません。笑
側を使ったパフォーマンス、カッコよかったです!
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試合前のアップでのダンクショー!
坂本選手やソウ選手の他にも、アラビ選手やカーニー選手が豪快なダンクを披露してくれました。広島ブースターの皆さんも盛り上がっていました!
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広島の#11北川選手は、FE名古屋の#10杉本選手の光泉高校時代の先輩です。試合では2人のマッチアップも観られました。
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次の試合は、2/4(土)・5(日)の鹿児島レブナイズ戦(アウェイ)。
そして、次のホーム戦は2/11(土)・12(日)の青森ワッツ@枇杷島スポーツセンターです。

頑張れ!Fイーグルス名古屋!