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【FE名古屋】第16節vs広島ドラゴンフライズ プレビュー

 

1/28(土)・29(日)のB2第16節、Fイーグルス名古屋は広島ドラゴンフライズとアウェーで対戦します。

広島ドラゴンフライズは、激戦の西地区で熊本、島根と勝敗で並ぶ強豪。FE名古屋は、熊本には連敗、島根には1勝1敗ながら第1戦で30点差をつけられるなど、西の強豪相手に苦戦しています。今節は連勝か、最低でも1勝1敗の得失点差で勝り、ワイルドカード争いのアドバンテージを取りたいところです。

それでは、対戦相手の広島ドラゴンフライズの情報を整理しておきましょう。
 
【対戦相手】
広島ドラゴンフライズ

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現在の成績:B2西地区3位 24勝6敗(1位タイ)

当該チーム間の対戦成績で3位となるも、勝敗数では熊本、島根、そしてFE名古屋と並んでB2首位タイの好成績。交流戦の後半は他地区の上位チームとの対戦が続く厳しい日程だが、前節は東地区1位(対戦時)の福島を相手に連勝し、今節のFE名古屋戦に臨む。

元日本代表の佐古HCから直接指導を受けてB2から唯一日本代表強化指定選手に選出された#18鵤選手や、オールスターの3Pコンテストに出場したキャプテンの#2朝山選手など、B2でもトップクラスの戦力を備えている。

観客動員数もB2では上位で、完全アウェーの中、FE名古屋の選手が自分たちらしいプレーをできるかどうかに注目したい。
 
注目選手①:#2 朝山正悟 選手

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シーズン平均47.8%の3Pが目立つが、3Pコンテストへの出場が発表されて以降は相手のマークも厳しくなったことで、3Pを囮にして中で得点を重ねるプレーが見られるようになってきた。FE名古屋としては、ここの駆け引きで後手に回ると厳しい展開になる。

特に、流れの中で外国籍選手がスイッチした場合、半端なプレーをすると、3Pは打たれる、リバウンドは奪われるという最悪の事態となってしまう可能性も。3Pを打たせないように守るのか、リバウンドに備えるのか、チーム全体で意識を統一したい。
 
注目選手②:#18 鵤誠司 選手

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上でも書いた通り、B2から唯一日本代表強化指定選手に選出された広島自慢のPG。佐古HCからの強い要望で青山学院大学を中退して広島入りしただけあって、佐古HCとの信頼関係も厚く、今後の成長にも期待がかかる逸材。

185cm93kgと、PGとしては恵まれた体格を備えており、173cmの#6大塚選手、177cmの#22福澤選手が並ぶFE名古屋のガード陣は高さで苦戦するかもしれない。また、シーズン序盤はアシストも多いがターンオーバーも多い、という不安定さがあったものの、ここのところはターンオーバーを抑えつつパスを配給できるようになってきた印象。弱点を挙げるなら3Pで、今季の成功率は17.6%。FE名古屋としては、外のシュートは捨てて、インサイドに焦点を絞ってディフェンスをするのも一案。
 
【見どころ】
1.#20河相智志選手、広島凱旋

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FE名古屋の#20河相選手は、広島生まれ広島育ち(広島県立戸手高校卒)。今回の広島戦を前に、気合は十分。前節の岩手との第2戦では、相手に流れが傾きかけたところで3Pを決め、チームを勝利に導く立役者となった。

今節対戦する広島は、前節の福島との第2戦でも100得点して38点差で勝利したように、一度勢いに乗せてしまうと止めるのが難しいチーム。FE名古屋としては、広島に流れを掴ませずに我慢の試合を繰り広げたい。その中で、河相選手はベテランらしく試合の要所を見極め、ここぞという場面で活躍してくれること間違いなし。故郷で活躍する河相選手のプレーから、目が離せない。
 
2.on2の時間帯の攻防

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ここまでの試合で、FE名古屋は、on1(出場可能な外国籍選手が1人)の時間帯である第1Q、第3Qでは平均して3点リードしている一方で、on2(出場可能な外国籍選手が2人)の時間帯である第2Qでは1点しかリードできておらず、第4Qに至っては0.2点のリードにとどまっている。#21アラビ選手、#25カーニー選手という2人の元NBA選手を備えていながら、on2の時間帯で相手からアドバンテージをとれないようなら苦しい。

開幕から#25カーニー選手、#15ソウ選手とケガが続いたとはいえ、1月前半の休みでコンディションも十分、連携面も強化されたはず。on2の時間帯で広島を苦しめることができるか、要注目。
 
いよいよシーズンも後半戦!上位チーム間でゲーム差が開かない中、負けられない戦いが続きます!
頑張れ!Fイーグルス名古屋!!

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【FE名古屋】第15節vs岩手ビッグブルズ

第15節、Fイーグルス名古屋はホームで岩手ビッグブルズと対戦しました。
2017年最初の試合。会場もイベント盛りだくさんでした。
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入場前のパフォーマンスが増えたり、応援方法が変わったりして大変な中、いつも笑顔で応援してくれるFEgirls。

第1戦(1/21)
第1Q、FE名古屋の2017年初得点は#21アラビ選手。その後は互いにターンオーバーを犯してオフェンスが停滞しますが、残り3分を切ったところで#25カーニー選手を投入すると、素早い攻守の切り替えから#22福澤選手や#32武藤選手が得点を重ねてリードします。カーニー選手もいきなり3Pを2本成功し、27-10で第1Q終了。
第2Qに入ると岩手もオフェンスで勢いを掴み始め、FE名古屋からファウルを引き出しつつ得点します。しかし、FE名古屋も#15ソウ選手、#16坂本選手といったインサイド陣が奮闘し、48-30の18点リードとして後半へ。
第3Q、高確率で2Pを成功させる岩手に対し、FE名古屋はなかなか得点することができません。岩手の3P、FTの確率が低いことに助けられますが、一時は一桁差にまで追い上げられます。それでもなんとか踏ん張り、終了間際には坂本選手がジャンプシュートを決めて二桁差として第4Qへ。
第4Q、FE名古屋はなかなかオフェンスをうまく展開することができませんが、カーニー選手の個人技で得点して苦しい時間帯をつなぎます。一方、岩手はなんとか追い上げのきっかけを掴みたいものの、要所でターンオーバーを犯してしまい、大きく点差が変わることなく時間が過ぎていきます。結果、終盤のフリースローを高確率で決めたFE名古屋がそのまま逃げ切り、81-69で勝利しました。

試合全体ではフィールドゴールの確率に大きな差はなかったものの、ファウルの数、そしてフリースローの確率で差が付きました。しかし、オフェンスリバウンド12は取られ過ぎですね。特に、フリースローのオフェンスリバウンドを奪われたところは要修正。インサイド陣の身長で勝るFE名古屋ですが、手を抜かずスクリーンアウトしてほしいです。

第2戦(1/22)
第1Q、FE名古屋は#11神津選手が積極的に攻めてオフェンスを引っ張ります。対する岩手は各選手がバランスよくシュートを決め、序盤は一進一退の攻防が続きます。そんな中、残り4分を切ったところで登場した#10杉本選手が3連続で3Pを決め、24-16の8点リードで第1Q終了。
第2Q、岩手はこのon2の時間帯にFE名古屋の外国籍選手をうまく守り、オフェンスを停滞させます。特に、アラビ選手は前半通してフィールドゴールの成功がなく、フリースローの2点のみに抑えられます。カーニー選手も岩手の密着マークに合い、思うようにオフェンスの起点を作れません。#6大塚選手、武藤選手の得点で苦しい時間帯を乗り越え、終盤には福澤選手の3Pで7点リードまで押し戻すも、全体的に流れは岩手のまま、後半戦へ。
第3Qに入って互いに試合開始時のメンバーに戻すと、FE名古屋は第1Q同様に神津選手が得点を重ねます。しかし、アラビ選手のシュートタッチは後半も改善せず、ボールをコントロールする大塚選手にも迷いが見られるようになります。対する岩手は着実に得点し、残り6分の時点で点差は3点に。
その後、FE名古屋の速攻を止めた岩手にアンスポーツマンライクファウルが宣告され、大塚選手のフリースローと#20河相選手の3Pで一気に4点を奪うも、岩手を突き放すには至りません。さらに河相選手の3Pが決まりますが、岩手も必死に食らいつき3点差で第4Qへ。
第4Q、ジリジリと差を詰めてくる岩手に対し、FE名古屋は流れを変えることができず、残り3分でついに逆転されてしまいます。しかし、3点ビハインドとなったこの場面で3Pを成功したのは河相選手。頼れるベテランがFE名古屋を引っ張ります。
その後、岩手に得点を返され1点ビハインドとなったところで、カーニー選手が失敗した3Pのリバウンドを大塚選手が奪い、今度は福澤選手が3Pを成功。残り22秒、たまらず岩手はタイムアウトを取ります。タイムアウト明けのオフェンス、サイドのスローインから岩手は#21澤口選手が一瞬の隙をついてジャンプシュートに成功。残り16秒で同点とされてしまいます。
すでにタイムアウトを使い切ったFE名古屋は、大塚選手が運んだボールをカーニー選手に託します。この日、ここまで岩手の徹底マークに苦しんでいたカーニー選手ですが、一瞬のスピードで相手ディフェンスを抜き去るとゴール下でフリーになったアラビ選手に絶妙なアシスト。FE名古屋のエースふたりが最後に決定的な仕事をしました。その後の同点を狙った岩手のシュートも外れ、2点差でFE名古屋が勝利。

この日は、昨日の試合よりも岩手のディフェンスが改善された印象でした。特に、アラビ選手とカーニー選手への対策をしっかり練ってきていたような気がします。その中でも、杉本選手、神津選手、河相選手といった選手が活躍するなど、外国籍選手に頼りきりになることなくオフェンスを展開できたのはよかったですね。出場時間が多い選手だけでなく、出場時間が少ない選手も、常に積極性を持ってプレーしてほしいと思います。

第15節の写真
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FE名古屋のオフィシャルスイーツパートナーに就任した「清須和菓子工場うめざわ」さんから紅白の大福のプレゼント。店主さんは超が付くほどのバスケ好きです。どら焼きなど他の和菓子も美味しいので、近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

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会場入口には、ソロモン・アラビ選手のバッシュが展示。大きすぎて、靴の上から履けそうです。

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今節から新たに増えた河相選手の横断幕。これに応えるように、2日目の後半は大活躍で、この背中がとても頼もしく見えました。

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クリスマスゲームに引き続いてアクロバティックなパフォーマンスを披露してくれた愛工大名電チアリーディング部の皆さん。

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もちろん、FEgirlsの皆さんのパフォーマンスも。試合の合間もさることながら、試合中も以前より大きな声を出して応援するようになった気がします。FEgirlsの皆さんが応援していると、他のファンも応援したくなりますからね!

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第1戦は、お互いに早いオフェンスが多かったような気がします。杉本選手や福澤選手のスピードが生きる展開でしたね。

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対して、第2戦は岩手がディフェンスを修正してきて、FE名古屋としては重たい展開になりました。そんな中、シュートが不調だったアラビ選手はリバウンドで活躍!

というわけで、ここまでのFE名古屋の成績は24勝6敗。中地区1位をキープしていますが、2位の西宮も今節を2連勝してFE名古屋を追い続けています。また、B2全体では、西地区の1〜3位がすべて24勝6敗で並ぶという大混戦。
そして、FE名古屋の次の試合は、その西地区の広島ドラゴンフライズです。強敵ですが、名古屋まで勝利を届けてもらいましょう!

頑張れ!Fイーグルス名古屋!

【Bリーグ】ダンクコンテスト出場選手紹介

今週末の1/14(土)・15(日)に行われるBリーグのオールスターイベント。
1/15(日)にはダンクコンテストが行われ、豊通ファイティングイーグルス名古屋(以下、FE名古屋)の#16坂本選手が出場します。
B2からは唯一の出場なので、FE名古屋のブースターや他のB2チームのブースターから期待がかかる一方、B1チームのブースターの方々にはまだまだ知られていないのが現状。
ということで、坂本選手の紹介をしつつ、ライバルとなる他の出場選手の情報についても簡単にまとめていきたいと思います。
なお、ダンクコンテストの概要はコチラ↓↓
https://www.bleague.jp/allstarweekend/allstargame2017/event/#dunk-contest

◯ 坂本 健 (サカモト ケン)
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所属:Fイーグルス名古屋(B2中地区)
背番号:16
ポジション:PF
身長:193cm
体重:93kg
生年月日:1989年6月25日(27歳)
出身校:東海大学
出身地:静岡県

外国籍選手にも引けを取らない高い身体能力を誇り、滞空時間の長いジャンプからダンクを叩き込む。フリーの場面だけでなく、ハーフコートからドライブで相手を抜き去ってダンクを決めることもできるゲームタイムダンカー。10/29のアースフレンズ東京Z戦の第4Qに見せたドライブからのダンクが今季ここまでのベストプレー。また過去には、味方のミスショットを空中でキャッチしてそのまま叩き込むスーパープレーを見せたことも。
また、試合中だけでなく、アップでも積極的にダンクを披露して会場を沸かせてくれる。感じの良い対応に甘いマスクも手伝って、ブースターの人気も高い。2016年の終盤はケガで欠場が続いていたが、ダンクコンテストでは坂本選手復活といえる豪快なダンクを期待したい。
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◯Justin Burrell (ジャスティン バーレル)
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所属:名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(B1西地区)
背番号:24
ポジション:PF/C
身長:204cm
体重:111kg
生年月日:1987年4月18日(29歳)
出身校:セント・ジョーンズ大学
国籍:アメリカ

FE名古屋と同じ名古屋をホームにするドルフィンズの柱ともいえる選手。抜群の身体能力で、試合中にもウィンドミルダンクなど豪快なダンクを繰り出す。

◯Tshilidzi Nephawe (チリジ ネパウエ)
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所属:仙台89ers
背番号:15
ポジション:C
身長:208cm
体重:122kg
生年月日:1989年6月10日(27歳)
出身校:ニューメキシコ州立大学
国籍:南アフリカ

出場選手の中で最も大型の選手。体格を活かしたダイナミックなダンクに期待。ゴールが壊れてしまいそうになるほどのダンクを見せてほしい。

◯熊谷 尚也 (クマガエ ナオヤ)
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所属:栃木ブレックス
背番号:27
ポジション:SF/PF
身長:195cm
体重:90kg
生年月日:1990年11月16日(26歳)
出身校:日本体育大学
出身地:福岡県

日本人選手ながら、試合中にアリウープも決めるほどのダンカー。B1の日本人選手(帰化選手除く)としては唯一の出場。坂本選手とともに、外国籍選手に負けないダンクが見たい。

◯Diante Garrett (ディアンテ ギャレット)
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所属:アルバルク東京
背番号:2
ポジション:SG
身長:196cm
体重:85kg
生年月日:1988年11月3日(28歳)
出身校:アイオワ州立大学
国籍:アメリカ

出場選手の中で唯一ガード登録の選手。普段の試合では華麗なステップワークが目立つ選手だが、ダンクコンテストではどのようなダンクを披露してくれるのか要注目。

Ira Brown (アイラ ブラウン)
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所属:サンロッカーズ渋谷
背番号:33
ポジション:SF/PF
身長:193cm
体重:105kg
生年月日:1982年8月3日(34歳)
出身校:ゴンザガ大学
国籍:日本(アメリカから帰化

アメリカから日本に帰化し、日本代表候補にも選出されている選手。身長は坂本選手と並んで出場選手の中で最も低いが、自慢の跳躍力とパワーで観客を驚かせるダンクを見せてくれるはず。

以上の6選手が、ダンクコンテストに出場する選手です。果たしてどんなダンクを見せてくれるのでしょうか。
なお、ダンクコンテストは、予選がオールスターの本戦の試合前、決勝がオールスターのハーフタイム中に行われます。
ダンクコンテストの映像は、スポナビライブでご覧いただけます。また、オールスター本戦はNHKBS1でも放送されるので、そこでもダンクコンテスト本戦の映像や、予選のハイライトなどが観られるかもしれません。
Bリーグで活躍する選手たちの豪快なダンクを、どうぞお見逃しなく!

【FE名古屋】第15節vs岩手ビッグブルズ プレビュー

1/21(土)・22(日)のB2第15節、豊通ファイティングイーグルス名古屋は岩手ビッグブルズとホームで対戦します。

交流戦が始まった当初は苦戦していたFE名古屋ですが、島根との第2戦を制してから調子は上向いてきています。年末には、東地区1位(対戦当時)の群馬に連勝し、中地区1位をキープしたまま2016年を終えました。2017年もこのままの勢いで勝ち星を積み上げていきたいところです。

それでは、対戦相手の岩手ビッグブルズの情報を整理しておきましょう。

 

【対戦相手】
岩手ビッグブルズ

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現在の成績:B2東地区6位 7勝21敗

現在の成績から見てもわかるように、B2で苦戦している印象のある岩手だが、交流戦に入ってからの成績は4勝4敗とまずまず。しかし、ここまでの交流戦は対戦相手に恵まれたところもあり、他地区の上位チームと対戦するのは今回のFE名古屋戦が最初。今後上位を狙っていけるか、チーム力が試される。

 

注目選手①:#21 澤口誠 選手

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岩手県出身で、bjリーグ時代に岩手の他に青森、秋田でもプレーした選手。今季はプレータイムが伸びた影響もあって得点、リバウンド、アシストの全てで成績を向上させているが、シュート成功率はむしろ低下しており、他チームのディフェンスに苦しんでいる様子がうかがえる。とはいえ、チーム事情からいって澤口選手に活躍してもらわないと困るのも事実。

直近の5試合中4試合で二桁得点を記録しており、調子は向上しているようにみえる。シュートタッチがいいときには20得点を超えてくることもあるだけに、対するFE名古屋としては、気持ちよくシュートを打たせないようにディフェンスしたい。

 

注目選手②:#24 ドナルド・ローソン 選手

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#7ニカエス・ドークス選手と並んでチームのインサイドの要となる選手。積極的にオフェンスリバウンドに絡み、得点をもぎ取ってくる。ここのところはスターターから外れているが、チーム最長身(208cm)であるため、FE名古屋の#21アラビ選手#対策として、201cmのドークス選手に代わってスターターに復帰することも十分に考えられる。

ローソン選手、ドークス選手の二人ともファウルが少なくない選手であるため、FE名古屋としてはアラビ選手のポストプレーや#25ロドニー・カーニー選手のドライブなどでファウルトラブルを誘い、試合を優位に進めたいところ。

 

【見どころ】
1.リバウンド争い

216cmのアラビ選手に加え、190cmを超える日本人選手4人(#11神津選手、#16坂本選手、#18小幡選手、#32武藤選手)を擁するFE名古屋に対し、岩手は、最長身が208cmのローソン選手で、日本人選手で190cmを超えるのは年明けに特別指定選手として加入した高校生の#40永田選手のみ。インサイドでは、FE名古屋が高さで主導権を握る展開が予想される。

ただし、岩手はガード陣に180cmを超える選手を揃えており、173cmの#6大塚選手、177cmの#22福澤選手が並ぶFE名古屋に対してアドバンテージをとることができる。このためFE名古屋としては、全員がスクリーンアウトを徹底して、岩手ガード陣の外から飛び込んでのオフェンスリバウンドに注意したい。

  

2.後半の試合展開

最近のFE名古屋の試合では、前半にリードしておきながら、後半になって必死にプレーしてくる相手に対して受け身になってしまい、点差を詰められてしまう場面を目にする。また、今回の対戦相手である岩手は、前半の得失点差(-6.7)と後半の得失点差(+1.3)が大きく、後半に強いチームといえる。

前半にFE名古屋がリードする展開になった場合、必死になった岩手が攻勢を強めてくることが予想できるが、冷静に対処して勝利を掴み取りたい。

 

酉年の2017年はイーグルスの年!B2優勝、B1昇格といきましょう!

頑張れ!豊通ファイティングイーグルス名古屋!!

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【FE名古屋】第14節vs群馬クレインサンダーズ

第14節、豊通ファイティングイーグルス名古屋はアウェーで群馬クレインサンダーズと対戦しました。
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酉年の2017年を前にして、鷲をマスコットとするFE名古屋と鶴をマスコットとする群馬の対戦。また、中地区1位と東地区1位の対戦でもあります。

例のごとく今節はアウェーで写真がないので、簡単に感想をまとめます。

第1戦、第1Qはお互いにシュートを決めることができず、ロースコアな展開となります。その中でも、FE名古屋は#20河相選手が3Pを3/3で決め、3点のリードで第1Qを終了します。
第2Qは、FE名古屋がアウトサイドを中心に得点を決めるのに対し、群馬はインサイドで得点します。on2の時間帯であることもあり、お互いに外国籍選手を中心にオフェンスを展開。FE名古屋は#25カーニー選手が8得点、群馬は#1ケネディ選手が9得点と活躍します。第2Qは15-15の同点となり、FE名古屋が3点リードのまま後半へ。
第3Q、FE名古屋は群馬の#33ブスマ選手から巧みにファウルを誘うなどして、後半のスタートダッシュに成功します。その後、群馬も#31クウソー選手を中心に得点しますが、FE名古屋は群馬のターンオーバーから確実に得点を重ねてリードを広げます。結果、45-36の9点リードで最終の第4Qへ。
第4Qになると、群馬が猛攻を仕掛けてきます。FE名古屋も何度となく得点するものの、群馬の勢いを止められずに残り5分でついに逆転。しかし、ここで奮起したのが#22福澤選手と#25カーニー選手でした。二人ともに、残り5分を切ってから放ったシュートを全て成功させて追いすがる群馬を突き放します。その後のファウルゲームも#25カーニー選手が落ち着いてフリースローを決め、64-59で勝利となりました。

全体としては、得点を期待されている選手が期待に応え、順当に勝利することができたと思います。しかし、この試合に限ったことではありませんが、リードして迎えた終盤で相手の勢いに負けて差を詰められたり、逆転されたりという場面をよく目にします。
長いシーズンで上位に行くためには、勝てる試合を落とさないことが最も重要だと思うので、この点は今後の課題にしてほしいです。

そして翌日の第2戦、FE名古屋は出だしに連続で3Pを決めてリードしますが、その後、思うようにシュートを決めることができずに同点に追いつかれます。それでも、FE名古屋は#21アラビ選手がインサイドで活躍し、19-14の5点リードで第1Qを終了します。
第2Qは、FE名古屋のベンチメンバーが活躍します。#10杉本選手が持ち味のスピードで群馬ディフェンスをかき回すと、#11神津選手が得点を重ね、徐々にリードを広げます。終盤には#20河相選手や#25カーニー選手の3Pもあり、43-30の13点リードで後半へ。
第3Q、序盤はFE名古屋がさらに点差を広げるものの、ファウルが増えて群馬にフリースローを与えてしまうと、そこから流れを掴まれて徐々に点差を詰められます。しかし、ここでも#21アラビ選手が得点を重ね、このQは18-18の同点。
第4Qは、第3Qの終盤と似た展開で試合が進みます。着実に点差を詰めてくる群馬に対し、FE名古屋は#21アラビ選手の得点でなんとか踏みとどまります。一時は4点差まで縮められるも、#22福澤選手が3Pを決めると、#21アラビ選手のオフェンスリバウンドからのダンクも決まって勝負あり。その後のファウルゲームで幾つかフリースローを外してしまい、群馬に3Pを決められて点差を詰められますが、前半のリードもあって大事には至りませんでした。

第2戦は、第1戦よりもターンオーバーを減らして効率的なオフェンスをすることができました。#21アラビ選手が活躍してくれたのも大きかったですね。やはり、B2では文字通り頭一つ抜けた存在だと思います。
その一方で、第1戦に引き続き第4Qに追い上げられている点は要改善。ここまでの試合を観るに、FE名古屋には、互いに流れを掴めていない停滞した状況を打破できるベンチメンバーはいるものの、完全に相手に傾いてしまった流れを止めることができるベンチメンバーがいないように感じます。
個人的には、若いガード陣の中に混ざっているベテラン、#20河相選手に期待しています。最近はスターティングメンバーの中で潤滑油的な使われ方をしていますが、ベンチメンバーのキャプテンのような使い方をしても面白い選手だと思います。苦しいときに点を取れる得点力もあれば、身体能力を活かしてリバウンドやルーズボールでも活躍できる選手なので、色々な使い方を試してみてほしいです。

さて、これでFE名古屋の成績は22勝6敗となりました。交流戦の序盤は苦戦していましたが、ここへきて強いFE名古屋が戻ってきたように思います。このままの勢いで、2017年も駆け抜けてもらいたいですね!

次の試合は1/21(土)・22(日)の岩手ビッグブルズ戦@枇杷島スポーツセンター。2017年を勝利で始められるよう、みんなで応援しましょう!

頑張れ!豊通ファイティングイーグルス名古屋!

【Bリーグ】2017年(酉年)を彩るマスコットたち

 2017年は酉年!

ということで、Bリーグ各チームのマスコットの中から、鳥をモチーフにしたマスコットをピックアップして紹介します。

 

<B1>

レバンガ北海道(東地区)

レバード(大鷲)

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いつかはプロのバスケットボール選手になるべく、日々練習をしていた彼は、地元のプロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」の存在を知る。
レバンガ北海道の試合を見て、さらにプロの選手へのあこがれは強くなり、とうとう故郷の両親を説得し、単身レバンガ北海道の球団事務所へ直談判。
球団からは、まずは北海道に根ざしたチームにするべく、公式マスコットキャラクターとして、チームPR・普及活動を⾏い、その頑張りをみて判断すると。
現在、日々の猛練習とともに、チームのマスコットキャラクターとして、PR活動のため奔走する。(公式HPより)

 

新潟アルビレックスBB(中地区)

アルード(白鳥)

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アルビレックスBB+ロード(道)で、 新潟アルビレックスBBを優勝へ導き、勝利の道へ突き進むシンボルになって欲しいという想いが込められている。(wikipediaより)

 

富山グラウジーズ(中地区)

グラッキー(ライチョウ

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三遠ネオフェニックス(中地区)

ダンカー(フェニックス)

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性格は燃えるような闘志を持つ負けず嫌い!その闘志はコートで人一倍存在感を出す。コート以外では少々おとぼけキャラで、人に優しく誰からも愛されている。ボランティア精神に富み、困っている人を見ると放っておけないおせっかい焼きな一面も愛嬌。(公式HPより)

 

<B2>

福島ファイヤーボンズ(東地区)

ボンズくん(キビタキ

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群馬クレインサンダーズ(東地区)

さんだくん(鶴)

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豊通ファイティングイーグルス名古屋(中地区)

リード(鷲)

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西宮ストークス(中地区)

ストーキー(コウノトリ

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以上、クラブ公式HPで紹介されているマスコットを紹介しました。画像や紹介文は、公式HP又は公式Twitterからお借りしています。

この他、過去には香川ファイブアローズにも「サマー&シルキー」という不死鳥のマスコットがいたこともあります。(現在は行方不明?)

2017年、Bリーグは益々盛り上がっていくはずです!まだ応援するチームが定まっていないという方は、酉年にちなんで鳥のマスコットがいるチームを応援してみてはいかがでしょう?

【FE名古屋】第14節vs群馬クレインサンダーズ プレビュー

12/30(金)・31(土)に行われるB2第14節、豊通ファイティングイーグルス名古屋は東地区1位の群馬クレインサンダーズとアウェーで対戦します。

前節、西地区1位の熊本ヴォルターズと1勝1敗の激戦を繰り広げていたチームであり、今節は中地区1位のFE名古屋と対戦ということで、選手やブースターも気合が入っているはず。とはいえ、熊本に連敗を喫してしまったFE名古屋としても、負けるわけにはいきません。

お互いに負けられない戦いとなる第14節、対戦相手の群馬クレインサンダーズの情報を整理しておきましょう。

 

【対戦相手】
群馬クレインサンダーズ

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現在の成績:B2東地区1位 19勝7敗

注目選手①:トーマス・ケネディ選手#1
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2011年に岩手に入団してから、今シーズンで日本に来て6年目になる。3Pの成功率は毎年3割以上、フリースローも通算8割超の成功率。かつてはリバウンドで目立っていた年もあったが、今シーズンは他の外国籍選手がインサイドを主戦場としているため、日本にいる外国籍選手の中ではアウトサイド寄りのプレースタイルとなっている。その影響もあってか、On1(出場可能な外国籍選手の人数が1人)である第1Q、第3Qの出番は限定的で、主に第2Q、第4Qに活躍する。FE名古屋との対戦では、同じくアウトサイド寄りのカーニー選手とマッチアップする機会が増えるかもしれない。

 

注目選手②:小淵雅選手#0

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JBL時代の三菱、bj時代の琉球、大阪を経て、13-14シーズンから群馬に在籍するベテラン。群馬ではキャプテンも務める。ベテランながらオフェンスでは積極的にプレーし、熊本に勝利した12/24の試合では計22本のシュートを放った。シュートの試投数が多いだけに波に乗せると厄介なプレーヤーなので、FE名古屋としては序盤から簡単なシュートを打たせないようにしたい。

 

【見どころ】
1.群馬のディフェンス

群馬は、平均得点がB2全体で13位、平均失点がB2全体で3位と、ディフェンスで勝利してきたチームといえる。一方で、FE名古屋は70点以下に抑えられてしまった試合では1勝4敗となっており、オフェンスを封じられると途端に苦しい展開になることが予想される。

FE名古屋のオフェンスのカギとなるのは、#21アラビ選手と#25カーニー選手だろう。216cmの長身を誇るアラビ選手は、東地区にはいないタイプのプレーヤーだ。群馬の外国籍選手の中でプレータイムが長い#1ケネディ選手、#31クウソー選手は何れもアラビ選手と10cm以上の身長差があるため、ダブルチームなどを使ってチームで守ってくるか、212cmの#33ブスマ選手のプレータイムを増やしてくるか、采配にも注目したい。

また、カーニー選手は、ケガから復帰してまだ日が浅く、調子の波が大きいものの、3Pが入りだしたときには手が付けられなくなるほどの能力の持ち主。彼ら二人に対する群馬のディフェンスが上手くいくかどうかで、試合の結果が左右されるかもしれない。

 

2.ボール運びからのゲームメイク

愛媛戦では、ボール運びのところを狙われ、何度かターンオーバーを犯してしまったFE名古屋。カーニー選手にボール運びを任せたり、インサイドの選手を上手く使ってボール運びをしたりと工夫を見せたものの、ここを克服できないようであれば今後、他チームからも狙われることになってしまう。

相手が高い位置からプレッシャーをかけてきたときに慌てることがないように、チーム全体で前もって準備をして簡単なミスを減らせるようにしたい。

 

年内最終戦を勝利で終えましょう!
頑張れ!豊通ファイティングイーグルス名古屋!!

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