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【FE名古屋】第17節vs鹿児島レブナイズ プレビュー

2/4(土)・5(日)のB2第17節、Fイーグルス名古屋は鹿児島レブナイズとアウェーで対戦します。

鹿児島レブナイズは、現在B2全体で最下位と苦戦していますが、交流戦に入ってからは福島、信州、東京Zと延長戦にもつれ込む試合を繰り広げています。
結果、いずれも延長戦の末に負けてしまっているので、勝ち切るためのチーム力が足りていないといえばそれまでですが、浮上のきっかけを探してもがいている段階であり、油断して試合に臨むと手痛いしっぺ返しをくらうことになりかねません。
B2優勝、B1昇格を目指すFE名古屋としては負けられない相手。言うまでもありませんが、気を引き締めて戦ってほしいと思います。

【対戦相手】
鹿児島レブナイズ
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現在の成績:B2西地区6位 3勝29敗

チーム成績、観客数ともに大苦戦。資金面でも苦戦しているようで、B1の渋谷に引き抜かれたポスチュマス選手(現:信州)の穴を埋める外国籍選手の獲得もままならない。ビラ配りなどのイベントに選手を積極的に参加させて知名度の向上を図っているが、チーム成績が付いてこない現状では、それよりも先にやるべきことがあるのでは。チームのために努力している選手、スタッフの努力を否定するわけではないが、個人的な印象としては、宙ぶらりんになっている首脳陣の人事、HCの進退を解決し、選手が試合に集中できる環境を提供することが先決だと思う。
肝心のバスケに関しては、チームとして目指すスタイルがなかなか見えてこない。オフェンシブレーティング(オフェンス100回あたりの得点)、ディフェンシブレーティング(ディフェンス100回あたりの失点)のいずれもB2最下位の現状だが、オフェンスの効率を上げて相手をねじ伏せる試合がしたいのか、ディフェンスの効率を上げて粘り強い試合がしたいのかが不透明。
一般的にオフェンス・ディフェンスの効率が低いチームが取る作戦としては、試合のペースを落とす、つまり1試合におけるオフェンスやディフェンスの回数を減らすことで接戦に持ち込む方法もあるが、鹿児島は特にペースが低いチームでもなく(18チーム中7位)、効率の差がそのまま試合結果に現れてしまっている印象。
自分たちの目指すスタイルを確立し、相手のペースに合わせてしまわないようにしなければ、今後も苦戦が続くことが予想される。

注目選手①:#14 チャクウィディベレ・マドゥアバム 選手(以下、チュウ選手)
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チームで唯一2m超のプレーヤー。ポスチュマス選手が退団してからプレイタイムが伸びており、ここ最近は毎試合のように30分以上出場している。しかしながら、サイラス・テイト選手の入団時(既に退団)には明らかにプレータイムが減らされており、HCからの信頼を得たというよりは、チュウ選手に頼るしかないチーム状況であるという印象。
プレースタイルは、アウトサイドからのシュートはほとんど打たずゴール下で身体を張るオールドタイプで、身体能力は申し分ない。FE名古屋戦では、自分よりも10cm高い#21アラビ選手を相手にどのようなプレーを見せてくるか。

注目選手②:#39 中園隆一郎 選手
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昨年までFE名古屋に所属していた選手。2/3で39歳になったベテランながら、鹿児島の日本人選手の中で平均得点はトップ。190cmの長身ながら過去にはNBDLで3P成功率トップになったこともあり、今季もここまで41.0%の高確率で3Pを沈めている。
ただ、チーム自体はむしろ中園選手の得点が少ない試合で勝利しており、中園選手に頼るような試合展開ではかえって苦戦している印象。外国籍選手含め、勝負どころで特定の選手に負担がかかるのは仕方がないが、それ以外の時間帯にはチームでボールをシェアしていきたいところ。逆にFE名古屋としては、広島戦では迷いが見られたディフェンスを改善し、中園選手に苦しいシュートを打たせるように仕向けたい。

【見どころ】
1.試合の入り方

現時点で成績に差があるFE名古屋と鹿児島だが、試合の序盤で鹿児島に勢い付かせてしまうと思わぬ黒星を付けられてしまうおそれもある。特に今シーズンのFE名古屋を見ていると、流れが悪い時間帯に我慢することができず、一気に引き離されたり、リードを溶かしてしまったりする場面が多く見られる。
受身に回ってしまうのではなく、第1Qで試合を決めてしまうつもりで臨み、鹿児島に付け入る隙を与えないような試合展開を見せてほしい。


2.#39成田正弘選手の加入

鹿児島戦を前にして、FE名古屋は2015年のインカレでベスト4に入った拓殖大の成田選手と特別指定選手契約を発表。174cmながら、圧倒的なスピードと強気な3Pで得点を稼ぐ攻撃的なGで、ユニバーシアード日本代表にも選ばれている選手。FE名古屋のホームである愛知県の蟹江小学校出身で、地元のブースターの期待も大きい。小学生時代にはFE名古屋のクリニックに参加したこともあるとか。
背番号に選んだ#39は、くしくも鹿児島の中園選手が昨年までFE名古屋で付けていた番号。入団後すぐに出場機会があるかはわからないが、そのオフェンス力に疑いはなく、この先FE名古屋の大事な戦力になるはず。成田選手の活躍はもちろん、同じガードポジションを争う他の選手たちの奮起にも期待したい。

前節、広島に連敗を喫したFE名古屋ですが、またここから勝ち星を積み重ねて、プレーオフでリベンジといきましょう!
頑張れ!Fイーグルス名古屋!!
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